ここ2ヶ月くらいずっと『今後生きていく上でプログラミングやエンジニアリングのスキルがあったほうがいいのではないか?』と考えていました。
なぜなら、シリコンバレーで何の仕事を探すにしろ、ほとんどの確率で「プログラミングスキル必須」というのを見るからです。
また、これは僕のただの予想になってしまうのですが技術的なことができないと今後戦えないのでは?と思ったからです。
今後はテクノロジー化がさらに加速し、取り組むべき課題全てにおいてそのようなスキルが必須となると思っているからです。
なんとなく技術が必要そうなのではないか?と思い始めた僕は今年の3月に2週間だけProgateというサービスを使い、Ruby、java、HTMLをほんの少しだけかじりました。
しかし、そのくらいかじっただけでは、逆に時間の無駄になってしまうのでは?と思い、やめてしまいました。
時間を使った結果、「少し知ったけれど使えない」ということが怖かったからです。
そして時は経ち、現在シリコンバレーにいます。こちらでジョブを探すと100%の確率で技術的なスキルが求められます。
もはや、エンジニアリングスキルは前提です。それ以外の職は、マネージャーやCOOなど、かなり高いレベルのスキルを持った人に要求されているもののみです。
入る隙がありません。
日本で、経済学を専攻しているが経済学に精通しているわけでもなく、数学ができるわけでもない。
イベント主催や自分で小さく事業をやってみましたが、断然レベルが追いつきません。
日本では『学生だから仕事についていなく、スキルがない』『学生なのに、インターンしているのは意識高い』などと言われていますが、こちらにくると完全な実力主義。
むしろ、学生のうちに自分を磨き、そのアウトプットとしてインターン(ほぼ社員扱い)や起業を選択します。
日本がいかに住みやすい環境だったのかということを痛感します。
UP or OUTは外コンや外銀でよく言われていますが、こちらだと日常です。学生時代にどんだけ頑張るかが人生を決めるんだなということを強く感じています。
その期間は自由だからこそ全て自分に責任があり、全て自分事として捉える必要があるんですね。
そして、みんな苦しんでいるかとそうではないんです。テックハウスの住人は特に。
もちろんみんなプログラミング、エンジニアリング、デザインのどれかができる人の集まりです。
プロしかいません。僕だけ、技術がないんですよね。こうなってくると、ハウスでは一人で黙々と努力を続けるしかありません。
でも、どこへ努力の矛先を向けるのか?はたまた、今このタイミングで、そこに時間をかけるべきなのか?
もし時間をかけて何も生まれなかったら?
これが一番怖いんです。しかし、最近結論が出ました。
僕は、技術に力を向けるべきだと確信しました。
なぜなら、将来的に自分で事業を興すにしても、技術のことが0よりかやっていたほうがエンジニアに頼みやすいし、何より、プロダクトを作る際のイメージが明確にできるからです。
また、21歳の今から技術に例え一年使ったとしてもまだ22歳でいられます。
この理解を踏まえた上でビジネスをしていったほうが、視野が広がると思っているのです。
加えて、ちょうど今力を一心に入れる先がない。(今やっていることや英語はもちろんやっています)
そのため、ここで一発振り切って、そこに傾倒し、新たなスキルとして磨いてもいいのではないかと思いました。
決意できたことには1つ理由があります。
それは、ハウスメイトたちがサンフランシスコにあるブートキャンプの3ヶ月で、ソフトウェアエンジニアになっていると言っていたからです。
そしてその人たちは大学の専攻はコンピューターサイエンスではなく、教育やオペレーションシステムだったそうです。
今まで、子供の頃からパソコンに触っていた人であったり、CS専攻の人しかエンジニアはなれないんだと思っていたことが覆されました。
しかも、相当短期間で身につけています。技術を身につけたほうがいいと思っていたことをアクションに落とす先が見つかったような気がします。
僕はこのシリコンバレーという環境を存分に使います。
ブートキャンプに通うとしたら来年の1~2月頃になりそうですが(学校の関係により)そこからがっつりと技術を学んでいければと思います。それまでは英語や独学で、スキルというスキルを身につけていこうと思っています。