せっかくサンフランシスコにいて、コワーキングスペースもよくググるものの1つなのだから、行ってみるしかない!と思い立ち、片っ端からコワーキングスペースを調べ、住所をGoogleマップにそれぞれピン止めし、とりあえず行ってみたのが事の発端でした。
コワーキングスペースは基本的にアポイントがないと見学はさせてもらえないのですがそこをなんとか乗り切らなければなりません。
最初、行く前はかなり緊張しましたが数を行くうちにだんだんと空気に慣れてきて、揚々と嘘(今は)も言えるように。
コワーキングスペースに弾丸で行って、見学させてもらえるように行った僕の嘘はだいたいこのようなものです。
「こんにちは!今、AR/VR分野で起業していてコワーキングスペースを探し中なんだけど見せてくれない?10分だけ。今もっともホットな場所を探していて、そこに拠点を置こうと思っているんだ」
と、まあこのようなものです。今は事実でなくても将来事実にすれば嘘ついていないよね、というのが僕のモットーなのでまあ許しください。
それではいきましょう!
コワーキングスペース4選
PARISOMA
SOMA地区にあるコワーキングスペース。
ここは起業家とフリーランサーを中心に構成されているコワーキングスペースだそう。
2008年に設立され、現在は200名を超えるメンバーが登録されているそうです。
クラスというものもあり、それぞれのパートナーや講師がテック、アントレプレナーシップなどについて講義してくれるようです。
大人数でそしてイベントやクラスもあることが強みだからこそ、そこでのコミュニティ作りに力を入れていると言っておりました。
コワーキングスペース1階の風景①
コワーキングスペース1階の風景② しっかりとキッチンやコーヒーもあります。
なんと2階もありました。実はたしか4階まであり、フロア毎の交流も密だそう。右奥にユニコーンのぬいぐるみがあるのが個人的に気になりました(笑)
というかサンフランシスコ全体、お土産屋さんなどにユニコーンが置いてある確率はほぼ100%な気がしているのですが、やはりテックやスタートアップの街だからなのでしょうか。
2階から見た風景。1階の方が2階よりも広々としている印象でした。
作業には欠かせない個人スペースもありました。すべてのコワーキングスペースにこれはありますね。
COVO
COVOは誰でも入れるカフェ&コワーキングスペース。
24時間365日空いており、カフェやバーもあるためコーヒーを飲んだりウイスキーやビールを飲みながら仕事をしていました。
メンバーシッププライスは月額およそ$450~ですが、誰でも入れるというのは、1時間およそ$4くらいでスペースで作業をすることができるということです。
メンバーになると、当然ですがミーティングルームの貸し出し、デスクの貸し出し、飲料は無料と、様々な特典がついてきます。メンバーになると特典が特別多いなと思ったのはCOVOが一番だったような気がします。
また、一見さんにも貸し出しているところもみると、そこも特徴的ですよね。
メンバーだけに限定していないため、新しいシナジーが生まれやすい気がしました。
コワーキングスペースの全体図。この他にも会議室、電話ルームなど多彩な部屋があります。
チームごとに仕事をしている図。奥ではカップルで仕事している人などもいますね。
奥側にカフェが設備されています。もちろんメンバーではない人は有料なのですが、誰でも入れるというのはいいなと思いました。
Rocket Space
おそらくこの記事で書く中ではこのRocket Spaceが群を抜いて一番有名なのではないでしょうか。いわずと知れた著名コワーキングスペース。
一度は訪れてみたかったため、行ってみる事にしました。エレベーターを降りるとそこにはあの有名なロケットくんが。とりあえず写真を撮っておきました。
受付の人となぜか話が盛り上がる中で話している中で、Rocket Spaceの特徴だと思ったのは
- テクノロジーだけのスタートアップしか集めていない
- ラウンドCかそれ以上でないと受け付けていない
- Rocket Spaceのメンバーだけが受けられるアクセラレータプログラムがあるらしい
ということがわかりました。
Rocket Spaceは有名ではありますが、特徴を生で聴けた事はなかったので新鮮でした。
僕は当然、ラウンドCまで調達しているよー!とまで話を盛ることはできなかったので話を聞いて事実を真に受けるだけでしたが。
テクノロジーだけ、そしてラウンドC以上に絞っている理由はより鋭いスタートアップを、一番速い速度で輩出するためだそう。
他のところはテクノロジーだけでなく、ライターやNGOも混じるコワーキングスペースはありましたが、そこをRocket Spaceは徹底しているとのこと。
そのため、
・テックビジネス
で
・ラウンドC以上
でないと受け入れないといいます。
ちなみに中身はこんな感じでした。おそらく、立ち寄ったコワーキングスペースの中では一番狭かったです。
そして設備も本音をいうとあまり充実していなかった印象。しかしその狭さがコミュニティの強化を生むのかな都思いました。
受付はこのような感じでした。受付というより、受付のバックといった方が正しいだろうか。。
これまでのスタートアップの歴史が年表になっており、なんともクールでした。全てテックカンパニーだそう。
ここは休憩スペース。ランチをしたり話したりするスペースなのだそう。
当然会議室もあります。しかし少し狭目でした。はやりラウンドCとは言ってもまだ人数は少ないからこそのスタートアップですもんね。
ECO SYSTEM
お次はこちらです。
ECO SYSTEMはRocket Spaceとそれこそ異なり、様々なジャンルの人たちが集まっています。
テクノロジー系もしかり、エンターテインメント、ライター、そしてNGOやNPOなどの人たちが同じ空間にいます。
逆にこちらの狙いとしては、『テクノロジーだけではなくて、様々なことをしている人たちが同じところに集まるからこそのダイバーシティ』を狙っているそう。
たしかに納得できます。こうやってみていると、一つ一つの空間それぞれにそれぞれの狙いや思いがあって創られているのだなということを実感できます。
立ち上げ当初なら感じやすいですが、それを初めての人に、時が経った時に伝えるのって中々難しいですもんね。
ちなみにここにはコワーキングスペースなのか?と思うほど色彩豊かで、アートチックな空間が多数ありました。
ここはオープンスペース。だれが何をしてもいい場所です。作業しても休憩をしても大丈夫です。
ここは食堂だそう。右奥にあるコーヒースポットからコーヒーを淹れたり、持ってきたものを食べたりできます。
ECO SYSTEMに登録しているメンバーたち。ざっと200人はいたのではないかなと思います。
アートチックな会議室。2階がアート室&コワーキングスペースになっているので不思議な場所でした。
ここにも部屋のような会議室が。少しこういうところも文化以前に不思議だなと思いました。
感想
数多くのコワーキングスペースを回ってみて思ったことが、それぞれに文化が宿っているなということです。
特にRocket Spaceの文化やコンセプトはわかりやすかったですし、それと真逆のようなコンセプトを持つECO SYSTEMとの比較も面白かったです。
と同時に、コワーキングスペース回りをする中で、世の中にはいろんな人がいて、いろんなことをしているなと、本当に強く思いました。
ここまできたらもう自分の自由に好きなことややりたいことをやったらいんじゃない?
と、ここで働く人を見てきて思いましたし。
弾丸してみて本当よかったなと感じています!また随時どこかへ突っ込んだ時に更新していきたいと思います!