こんにちは三浦です。
サンフランシスコへ引っ越す準備をしています。しかし、サンフランシスコで物件を見つけるまでには中々ハードな道のりだった気がしています。
住んでいた家を5日後には出なければならなく、それに加え当時は候補物件が一つも見つかっていない状況。
びびなび、サンフランシスコ掲示板で今まで物件を見ていましたが、Craigslistという地域最大コミュニティ掲示板のようなサービスを使ってみることに。
Craigslistは、アメリカ合衆国カリフォルニア州サンフランシスコのCraigslist Inc.により運営されるクラシファイドコミュニティサイト。1995年にクレイグ・ニューマークにより開始し、サンフランシスコ・ベイエリアのローカル情報を交換するためのサイトとして開設された。
Wikipediaより出典
これまでなぜ知っていたのに使わなかったかというと、Craigslistは英語表記しかないからです。。他の2つには、日本語表記があるのですが。
Craigslistは物件を探すにあたって最も使われているサイトらしく、その分ユーザーも多いです。
しかし反面、顔の見えないこの状況で詐欺を行う個人もいるらしく、気をつけたほうがいいよというのが教えてくださった方の意見でした。
忠告を聞いていたにも関わらず、まさか詐欺に引っかかる一歩手前までいってしまうとは。。
外国人&焦っている人を欺く
Craigslistは、世界中の人が物件や車や丸を、個人で取引するサイトです。
僕のような留学生ですと、住むところを探すために使っていたりします。
ここには条件を選ばなければ500件を超えるというとてつもない数の物件が登録されているため、その分選択肢があります。
引っ越しまで焦っていた僕は、このサイトの中を検索し続け、見つけたものが『750$/月の2ベッドルーム、およそ30畳くらいある部屋を一人で貸し切れる』のこと。
サンフランシスコの月の家賃の相場はシェアでも900~1400$と言われます。
この物件の価格と条件は特別中の特別。早速やりとりをはじめました。
やりとりの流れ
早速メールを送り、返事を待ちます。すると、10分くらいで返事が。
今までは返事は最低2時間ほど返信をもらう時間としてかかっていたのですが、今回は返事が早く、さらにその内容がものすごく丁寧なのが特徴的でした。
そこに書いてあったのは
連絡ありがとう。私はエンジニア職に就いていて、嫁と子供とペットがいます。40代で、アメリカの大学卒業していて、専攻はメディア論。サンフランシスコは家賃が高くて困っているよね。みんな、高く貸し出しているけど僕にはそれがわからない。今の生活に満足しているから、お客さんからは家賃を取ろうとは思っていないんだ。だから、ルームメイトはいないに加えて、750$という値段で貸している。もし、興味があったらもう一度連絡をください。
という意味合いの文章でした。(これでも4割くらいの長さ)
その丁寧な返信に関心してしまった僕は速攻で返信。内見してみたい、会いたいのですが会えますか?という内容を送信。
すると今度は
ありがとう。僕は君のような人を待っていました。今は旅行中で会えないんだ。そして、内見も今鍵がないからできないんだ。ごめんなさい。(中略)もし、興味があるなら電話番号、メールアドレス、性別、名前、年齢、個人を証明できるIDを送って。
と言われました。
この時点で気づくべきだったかもしれません。
これまでやりとりした人はこの時点で個人情報を求めてはこなかったです。
「日程いつ空いてますか?内見に来ますか?」というやりとりが続くのが普通でした。
しかし僕は焦っていたため、そのあと数件のやりとりの末、プロフィールと(IDは一応怖いので)国際免許を、メールで送信してしまいました。
そして結末としては、
君が最初の家賃としての750$と750$のデポジットを僕の口座に送ってくれれば、君の住所に鍵を送ります。
というメッセージと契約書が添付されてきました。契約書は英語で長いという時点で読んではいませんでした。
この流れで、今こうして書いていると気づける点ばかりなのですが、当時は相当焦っており、銀行口座からお金を引き出し、なんと支払うための現金を準備していたのです…。
なぜ気づけたのか?
ではここまで準備をし、なぜ気づけたのか。
それはルームメイトのおかげです。
その日はルームメイトと弾丸ツアーに出かけていたのですが、家に着いてからふと僕が「今度サンフランシスコに引っ越すんだ。物件も結構いいんだ。ただ、ルームメイトがいないのが嫌なんだよね。」と。
そうです、発言した理由が、僕が超寂しがり屋だからです。笑
それを聞いたルームメイトは、「え、それ条件良すぎない?どういうやりとりしたの?」と言ってきたので、僕は前述のやりとりを説明。
すると「あ、それ詐欺だよ。笑 おれも三回くらいその流れあったもん。笑」
え。。。??
その瞬間、動揺が隠せませんでした。
「詐欺被害になぜ人々が遭うのかわからない。本当疑問だ」と思っていた自分でしたが、当事者になってみるとわかるものがあるなと、強く共感してしまいました。
詐欺をする人は、うまーく人の弱みに対して、いいタイミングやいい塩梅で気づかれないくらいのいいものを出してきます。決して、良すぎはしないものを。
気づかせてくれたルームメイトたちに感謝。
そしてまた、「今日日曜日でよかったー!」と心の底から思いました。(もし営業日だったら出かけた帰りにそのまま振り込んでいました)
手口と気をつけるべき点
まず基本的なスタンスとして、物件は内見に行ってから契約することにしましょう!
よくよく考えると、自分が住む部屋を内見もせずに契約するなんておかしな話ですよね。(その時は焦りが下人で全く不思議に思いませんでした。反省)
それを前提にすることによって、詐欺にかかるリスク大きく減ると思います。
また、やけに丁寧な文章、重要な質問に答えない(内見行ってもいいですか?など)、返信が異様に早い、個人情報の開示を連続して求めてくる、というようなやりとりでしたら、契約するのはやめておきましょう。
詐欺の可能性が高いというのと、もしそうでなくとも単純に個人情報の開示をメール上ですることは危険です。
以上を踏まえて、Craigslistや物件サイトを使うことによって、むしろ非常に便利に物件を見つけることができます。
まとめ
自分なら詐欺に遭わない!と思っている人、特に注意が必要です。
僕も、「まさか詐欺になんて遭うわけないじゃん」と、大いに油断していましたが見事にひっかかりました。
ルームメイトがいなければ今頃僕は1500$をドブに捨てていました。
初めての人と、ましてやオンラインで取引するのであれば、しっかりと自分の心配な点を聞き、直接会って人柄を見て、内見してから決定しましょう。
それにより、リスクは格段に減ることでしょう。油断は禁物です!
サンフランシスコの物件を探す時はこちら!
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