こんにちは。今回はサンフランシスコではなく、ボストンからの記事になります。
先日、ボストンキャリアフォーラムというものに参加して参りました。
ボストンキャリアフォーラムとは毎年11月頃に米国ボストンで開催される世界最大級の日英バイリンガルのための就職イベント。毎年100社以上の企業、学生は合計8000人以上が参加。このキャリアフォーラムは、日英バイリンガルで卒業を控えた学部過程3、4年生や修士課程1、2年生がフルタイムポジション、学部過程2、3年生や修士課程1年生が翌夏のインターンポジション、また職務経験をもつ人へ転職機会を提供する場となっている。
僕は海外の大学へ通っているわけではないのですが、実質このイベントは留学している学生であれば参加資格があることでしたので、参加することにしました。
ボスキャリにはスーツではなく私服(ビジカジくらい)で行こうと思ったのですが、着ようと思っていたジャケットを家に忘れて願い叶わずでしたが。。
「え、私服で行って大丈夫なんですか?」とよく聞かれはします。たしかにこの動画にもあるように、スーツの人がたくさんですしなんなら雰囲気まで硬そうです。
僕が思うに、こんなに硬くなる必要は一切ないと思います。
しかし事実、私服で行ってはだめというような噂もありましたが、上下カラフルなピエロみたいな服で入場していた人やビジネスカジュアルな雰囲気の人など、様々な方がいました。
また、企業によってはもはや企業側からの提案で『服装自由』のところもあります。(実際僕が受けた6社のうち2社はメールにそのように書いてありました)
入場の際にこのようなバッジをもらうのですが、これをもらうために『スーツ』を着て、受付の方々の了承を得ます。
そしてそのバッジをたまに確認されながら『入場資格があるか』というのを判断されるのです。
つまり、入場資格があるかどうかの本性は『バッジ』であり、『服装』ではありません。
僕もジャケットを持っていたら初日で雰囲気掴んで、絶対2日目からカジュアルチックで参加していました。
ボスキャリ会場へ入場するためのバッジ。これがないと入場できないのと、仮に入場できたとしてもセキュリティの人に追い出されてしまうため必須。3日間で色がそれぞれ異なるため、1日目のものを使い回すことができない仕組みになっている。
と、服装への僕の疑問はここで置いておきまして、いざボスキャリの流れについて体験したことを綴りますね。
ボスキャリ流れ
入場
初日9:30amの時の列。20分ほど並び入場へこぎつけました。一緒にいた友人は10amに課題提出の締め切りだったこともあり非常に焦っていました。何かがある時間の1時間前に会場についておくと余裕があると思います。
長蛇の列に並び、入場バッジをゲットします。ここではCFNアプリというものが一番簡単です。
アプリで入場画面を用意して受付の人へ見せると簡単に入場が認められます。
他には印刷やネームタグを発行するという方法があるのですが、明らかに手間が違いますのでアプリがおすすめです。
Walk in & Interview
事前にいくつかの企業に申し込んでスカイプ面接が通り、面接の予約が取れている人は指定された時間に企業のブースがインタビュールームへ行って面接を受けます。
例えば僕の場合、14社ほど事前に応募して6社が当日の面接に当てられていましたので、指定の時間に現地に向かうことで面接を受けました。
それぞれの企業によって集合場所や時間何分前に来てくださいなど、条件が異なるため事前に送信されたメールを読んでおくことをおすすめします。
また、もし事前に申し込んでいないところでもWalk inという形式で企業に応募することができます。
これは印刷したレジュメを応募したい企業に申し込むことによりその場で書類選考が受けられるというものです。
ただ、応募多数だとその場で結果が出てもボストンで面接が受けられないこと、Walk inの方が枠が事前応募より少なそうなことから、事前応募をおすすめします。
ただ、友人の何人かは行っていて実際にAcceptをもらっていた人もいたので行ってみるのも手段としてはありかなと思います。
一部ではありますがこのようにブースとインタビュールームの場所が書かれた紙が配られます。持ち歩く必要をなくすため、受ける場所の写真だけ撮っておきました。
ブース回り
ボスキャリ2017は213社の企業がブースを会場に出していることから、最初の場所把握がかなり大事です。
面接を受ける場所、聞きたい企業のブースなどを把握しておくことがいいと思います。僕は初日の10:30~に最初の面接があったため、9:50にはブースエリアに入りぐるぐるしていました。
ボスキャリ会場。ブースやインタビュールームは撮影が禁止されていたので全体像しか写せませんでした。。手前の椅子からはスクリーンが見え、『海外大生に人気のある企業TOP10』、『就活の勝ち方』などが流れている…。
そうすることによってなんとなく雰囲気が掴めてきて、最初の面接が終わった頃には既にブースを回ること自体が楽しくなっていました。
ブース会場自体は1フロアのみですが、『ボスキャリ全体』としては建物全体が会場ですので、僕は途中から『友達を探す迷路』みたいなゲーム感覚で歩いていました。笑
が、そこで説明会を受けたり、興味のある企業を発見したりできるかもしれませんので回っておくことはおすすめです。
ランチ&休憩など
外の景色。風が強くて普段は寒いが、会場から気分転換で少し出る外は最高に気持ちが良い。
僕の場合はWalk inもなかったので、結構時間がありました。そのため、面接がなくて空いている時間は友人とあったり、いつも通りブログを書いていたりしました。
そこの会場には多くのベンチやソファがあり、休憩スペースも豊富です。また、WiFiも高速なものが通っているので調べ物ややりたいことができると思います。
ただ、会場の建物の側には予想よりも食べ物屋さんみたいなものがなかったため、多くの人は会場の中にあるフードコートのようなところや、カフェのようなところで昼食をとっていた模様です。
ただ会場の雰囲気に飽きてきたら、外に出て冷たい風を浴びることも大切だと思います。
コートとスーツケース預け所。それぞれ2ドルほどで預け入れが可能。しかし初日は特に混むため、スーツケースは置いていき、コートは自分のリュックの中に仕舞ってしまった方がいい気がします。
選考結果&Secret Event ~Dinner~
ボスキャリの特徴は選考後3時間ほどで結果が分かることです。
僕の場合は外資系コンサルとITベンチャーを受けたのですが、業界関わらず結果報告は早いです。
面接が1個と思っていたらいきなり役員面接が2連続であったりと体力を奪われる場合があるので終わっても気を引き締めて続けることが大事であると思います。
また、ボスキャリの噂で、面接後に採用したいと思った学生には『ディナーレター』もしくは『ディナーメール』というものが届くのだそうです。
面接だけでなく、普段の振る舞いが見られたり、普段のコミュニケーション力が見られたりするそうです。
しかしディナーの場合はほとんどそこで落とされることはなく(一概には言えませんが)そこでほぼ決まりということになります。
その後にオファーやフローの説明が行われ、自分が承諾すればめでたく『内定』という形になるといいます。
感想
ボスキャリに参加した目的は『自分がどのくらい戦えるのか』という、力試しで受けたのですが(インターンや就職活動の動機は2年生のころいつもそれでした)今回参加してみていいなと思ったことは、『海外で頑張っている同年代の学生と会える』ことだと思いました。
日本にいると、日本国内の大学のみに目が向けられがちですが、ボスキャリの場合はUCバークレー、Stanford, CMUなどなど、名だたる世界の名門校に行っている人たちと同じフィールドで戦えることかなと思いました。
また、ボスキャリで採用されるとそこの人たちや外国籍の人たちとも知り合えたり、一緒に将来働けたりするかもしれないというワクワク感があるため、非常に面白いものでした。
また、友達で普段日本語で話しているけれど、一緒にご飯行った時の注文などの際に英語が出て、「めちゃくちゃかっこいいな」と思いました。
また、それに触発されて「同じ日本人でこんなに話せるのだから、自分も努力を怠らなければ必ずできるようになる」と思え、それもまたモチベーションになりました。
でも格段に嬉しかったことは『普段中々会えない友人に会えること』です。
ボスキャリの途中途中に友人や後輩にあって嬉しすぎることからもはや面接や結果など吹き飛び、話に夢中になってしまいました。
それに、仲間たちが同じ会場同じ時間で頑張って結果を出して喜んでいるのを横で見られたことが一番嬉しかったです。
自分の結果も嬉しかったことではありましたが、やっぱり友達が喜んでいる瞬間を一緒に過ごせたのは本当に一番嬉しいことでした。
ボスキャリが終わった後には落ち着いてご飯や観光、遊びに行ったりできましたし、自分の友達と相手の友達で会って、また新しい友達ができるということもまた最高でした。
そのため、ボストンで別れる時は本当寂しかったです。。泣
最近人生短いなと本当に感じています。何時間あったら話したい人たちと一緒に過ごせる時間が人生でたくさん取れて、それを全て大事にできるかなと考えます。
でもやっぱりそれには人生全体の時間がそもそも足りないですし、歳を取るにつれて話したいことも増えていくので、余計時間が足りません。そのことが最近すごく悔しく思っています。
でもそれだからこその特別感とあの高揚感が生まれるのかな、そう思って今は寂しがらずに前向きに生きようかなと思います。
以上、僕が体験したボストンキャリアフォーラムでした。ボストンへ観光した記事も近々公開いたしますので、もしよろしければご覧になってみてください。